手術用照明は、従来の照明器具と何が違うのでしょうか?

手術用照明の何が特別なのか、疑問に思ったことはありませんか?なぜ従来の照明器具は手術に使えないのでしょうか?手術用照明が従来の照明器具とどう違うのかを理解するには、以下の点を知っておく必要があります。

4号室(1)
OTランプ10

従来の照明と色温度、熱と影の問題:

従来のランプは、それほど高い「白色度」特性を持ちません。外科医は手術中に鮮明な視界を得るために、光の「白色度」に頼っています。通常の照明では、外科医にとって十分な「白色度」が得られません。そのため、白熱電球や従来の電球よりも高い白色度を持つハロゲン電球が長年使用されてきました。

外科医は手術を行う際に、肌の様々な色合いを区別する必要がありますが、赤、青、緑などの色合いの照明は誤解を招きやすく、患者の組織の外観を歪めてしまう可能性があります。肌の色をはっきりと見分けられることは、外科医の業務と患者の安全にとって非常に重要です。

熱と放射線:

従来の照明器具がもたらすもう一つの影響は、熱です。光を長時間ある部位に集中させると(通常は大きな手術が必要な場合)、光から発生する熱放射によって、露出した組織が乾燥します。

ライト:

手術中に外科医の知覚と正確性を妨げるもう一つの要因は影です。影には輪郭影とコントラスト影があります。輪郭影は良いもので、外科医が異なる組織や変化を区別するのに役立ちます。一方、コントラスト影は問題を引き起こし、外科医の視界を妨げる可能性があります。コントラスト影をなくすために、手術用ライトはしばしば2つまたは3つのヘッドと、それぞれに複数の電球を備え、さまざまな角度から光を照射できるようになっています。

LEDライトは手術用照明を一変させました。LEDはハロゲンランプよりもはるかに低い温度で、より高いレベルの「白色度」を実現します。ハロゲンランプの問題点は、外科医が必要とする「白色度」を得るために、電球が多くのエネルギーを必要とすることです。LEDはハロゲンランプよりも20%明るい光を発することで、この問題を解決します。つまり、LED手術用ライトは、外科医が微妙な色の違いをより容易に識別できるようにするのです。それだけでなく、LEDライトはハロゲンランプよりも安価です。


投稿日時:2022年2月28日